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不思議な再開

何でも、決めるのは早い私が、ある日・・止まりました。
最低な心身状態・・止まり、沈み、ただ、鬱鬱と体を横たえる、「もう、このまま沈むのかなぁ~抵抗できん」とそんな日々が続いた、
まだ十兵衛が生きていたある日、たぶん、十兵衛は私の気持ちを感じて十兵衛も、毎日大変な日々が続いたそんなある日。

突然電話が鳴った・・携帯か?家の電話か?覚えていない。ただ、静まり返った湿った部屋には、心地よい電話の音でした。
電話の向うに、なんだか聞き覚えのある声、でもすぐには思いだせない声があった。

「もしもし、私、○○よ」「えっ、なんと珍しい・・どうして電話番号知ってるの?」そんな会話が続いた。
彼女は私の高校時代2年間勉学を共にした友人でした。でも卒業後は、彼女は就職、結婚、出産、離婚・・と続いて、ボーと毎日を学生気分で過ごしていた私とは
接点がなく、縁遠くなっていた。
卒業してからは、数えるほどしかあっていない。でも、考えると彼女の人生の節目になぜか出会っていて、彼女はそのたびに正直に自分の状況を話してくれていた。
だからか。30代の頃、彼女が生命保険会社に就職していたのを知っていたので、一度説明を聞きたいと京都の、その頃は借家住まいだった私の家に来てもらった。
それ以来、殆ど、連絡も取っていなかった。そんな彼女からの電話は、沈んでいた私を「元気」に」してくれた。
「なんだか、電話の機種が変わるたびにあなたの電話番号は消す気にならず、久しぶりに如何してるかなぁ~と思って、元気?」それが彼女の第一声でした。

歯切れの良い話し方、元気で、明確な単語・・・40年近く大手の生命保険会社に勤め、部下も持ち、その頃ではめづらしく女性ながら出世していた。
彼女の話し方には、生活の苦労よりも仕事でえた自信がみなぎっていた。

私は、知らず知らずのうちにその頃の自分の状況を話していた。

彼女は私の個人的な悩みを。真摯に聞いてくれました。時たま、彼女から出る言葉にハットさせられ、知らぬ内に、堂々巡りの私の感情から、出口が見え始めました。

そんな会話が、何度続いた事か! 接点のなかった長い時間を埋めるように、私たちは話した。市外電話でしたが、使い放題の携帯の御蔭で、通話料はかからず、
まだ携帯を持って間のない私には、携帯の便利さを嫌っというほど感じました。

気持ちはほぐれ、考え方もおおらかになってゆくのが感じられました。

話を聞いてくれた彼女に感謝しました。「ありがとう!おない年なのに、ずーと年長者のようで、しっかりしてるね」と言うと
「何度も、修羅場を越えてきてるから、色んな人を見てきたからね」と彼女は言った。「あなたはそんな経験が少ないだけ、何もしっかりしてるのとは違うよ」と。

彼女は人生の苦労のなかで、仕事で、もまれながら、決して世慣れせず、学生の頃の「良いもの」を置き忘れず、そこに居た。
私はそれが嬉しくて、安心して話せたのかもしれない。

去年、彼女は、同居していた母親を看取り、49日が終わったら会おう・・と約束していたが今度は私が白内障で手術・・また春になれば会おう、暖かくなったら・・と言っていた。その矢先に、彼女の弟が亡くなり、彼女は家の中心的な立ち場で、すべての法要をすませた。母親の時と同じように。
彼女は疲れ果てていた。通夜、葬式、納骨、法要、一人でやるには・・それは大変だったと思います。ある日梅田で歩けなくなり、座りこんだ彼女、それから
病院通いが始まりました。

明日検査入院します。彼女に何もないように・・ただ祈るだけです。

私を元気にしてくれた友人の一人・・沢山の友人に助けられ、私って、今があるようです。

頼んない私・・・まだまだ、私の周りの友人には元気でいてもらわんと、困ります。

あなたも、あなたも、あなたもです!!

元気でいる事が、どれほど大切なことか!

<めまい>なんかにまけない!そんなの病気じゃない。

人との別れもあるが、素敵な出会いもある。真摯に素直に、接しられる人は少ない。

縁に感謝する・・・そんな雨の朝でした。




by yukiwaa | 2018-06-13 18:12 | 親戚 友人