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9月11日・・・2年半がたちました。

今日は9月11日。
あの日から2年半がたちました。

京都新聞の朝刊にも「震災記事」が大きく載っています。
でも、私はスラッーと通り過ぎて文化欄を先に読む。
次にトルコでの女子大生の殺傷事件。

朝のゆっくりタイムに読む新聞が今日の情報を一番に伝える。

一通り読んで、元に戻り「震災の記事」に立ち止まる。

何故、一番に読まない?読みたくない私がそこにいた。
辛くて、良い事は一切、書かれていない。それでも面と向うべきなのに^^^
私には一種の「失望」があった。

でも、考えて、関係続けていかないといけない事件がそこにある。

そうです、大きな震災が、事件になりかけているのです。

ーー仕事が見つからない。失業した夫からの暴力。自殺の悩みーー
生きる気力を失い、希望がない毎日を彼らは必死で耐えて戦っている。

<私なら、もうっ、諦めているかも^^^>と旦那と話す。

<福島の人は、捨てられた>と思っているんちがうか・・と彼は言う。

私は、そこまで思わない・・いやっ思いたくない。<でもっ>と私。

でも、でも、旦那の言葉に逆らえない自分がいた。

<棄民>という言葉・・・政治家は「諦める」のを待っているんだろうか?

孤独死、自殺も含めて81人。でもはっきりした自殺者の数は公表されていない。

<除染>という言葉で希望を持たせながら、、、じょじょに諦めざるをえない状況を少しづつ小出しにしているように思える。

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悲しい事件を当たりまえのように報道するだけで・・終わる。
何かものすごーい矛盾を感じる。

日本人は理想を捨てて、金儲けに走ったのか,いやっ、金儲けが悪いわけではない、復興にもお金はかかります。若い者だけに負担を強いるわけにはいかない。

でも、考え方の大きな転換が出来たのでは?と思うのです。
日本人は急には変われないものかもしれない^^

少しでも「理想的な国づくり」を目指してほしい。
確かに大きな希望も期待も持たせてくれる「オリンピック」
でも、福島の人の普通の生活なしに東京だけがあのような事をする。

聖火が被災地を通るという・・・宮城県でも大きな大会があると・・いう。

それらで、帳消しにする気だろうか?素直に「日本」に決まった時は嬉しかった。
でも、それは日本の「東京」。

レインボーブリッジから東京の町がテレビに写った時、ウチの旦那は「あれっ、何処や」と言いました。
若い頃、東京で仕事もした事があり、少しは生活もした事がある人ですが、変わり果てた先進国の東京を見て彼は驚いていた。

そうです「東京」は遠い存在になりました。
遠い「東京」が日本にあるんだ。

「東京」を遠く感じているのは私だけではない。
福島の人は「東京」をどう感じているんだろう。

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私のこれからは<ひとり旅>も出来る人になりたい・・・。
話し相手は、何処にでもいる・・・それ位気楽に・・
それ位強くなりたい・・

by yukiwaa | 2013-09-11 22:47 | 社会  山登りしんしん