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小山の里から~・琢磨の里から~

草津へ・・今年最後の「織教室」でした。
金曜日の生徒さんも月曜日の生徒さんも皆、集まりました。

いつも一人か二人で織教室で織りをしている私には「嬉しい賑やかさ」でした。
着尺を織る人、タペストリーを織る人、裂き織を織る人、染めてきた絹糸の出来を見せて、作品の相談をする人、・・・私はカバンを作ろうと^^^初めてのシャトルで織ってます。

賑やかに、バラバラな質問が飛び出してくる。
耳をダンボーの様にして聞いていると、初めての「発見」ばかり。
楽しい~~ですね。

お昼は皆で、手弁当で談笑。

3時の休憩は、私はしている場合ではない。効率を考える先生は腕を組んで後ろで眺めてられる。
何だか、ドキッ、ドキッ・・・しますねっ。
後で、コーヒーを頂く事にして、織り進みました。

家で、全然織れない~~~!正月しか固まった時間が取れない。
仕方ないですねっ。私の置かれている状況を飲み込まんと。

草津への通り道、例の山科の友人から
「小山の里からのプレゼント」と書かれてあった野菜たち。
白菜、青梗菜、ほうれん草、菊菜、サラダ菜、出来立ての切干大根、甘くない干し芋、それに大根。
「あなたがいらんと・・と言っていたから大根は2本入れといたわ」・・・。
彼女、やるでしょう(笑)

日曜日は熊本から優しい贈り物。
干し柿、いわしのふりかけ、博多の饅頭、それに大きな大きな柚子・・・でした。
育てている方の臭いを連れて、やってきました。
お店にシュトーレンを取りにきていた、馴染みのお客さん。
仲良しだったおばあちゃんの1周忌に・・と柚子をわたす。
「お仏壇に供えて・・」と。
ものすごい!!ものすごい、喜びよう~~に私も嬉しくなりました。

素朴な、素朴な日本の土が育てた優しい野菜たちや柚子、それに干し柿、干し芋。

癒された気分になりました。

みずみずしく、今にも大根の汁がでそう、スワッと包丁が入り、
透き通る大根が出汁の中で、アッと言う間に美味しく火が通る。

一人ひとりが丁寧に育てた味がする。

私には取りたてて懐かしいという故郷はないが、
この様な暖かいものと接する時に「私の故郷」からの便り・・だと思いたくなる。

私には、人と接する時にもその人のなかに、子供のように「ふるさと」を探している、<望郷の想い>があるような気がする。

カタツムリの様に生きる事も忘れてはならない。・・・そんな気がした。

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琢磨の里から、柚子・干し柿
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小山の里から、干し芋、手作りの切干大根。

by yukiwaa | 2011-12-20 15:17 | 生きものいきいき