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日本茜、染め上がりました。

今日の京都は昼から、激しい雨とカミナリで、<きっと十兵衛は震えているだろう^^^>と
慌ててモノポールを出て、中途で何処にも拠らず、まっしぐらーー家に帰りました。

案の定、玄関にオシッコがしてありました。
十兵衛は怖いと玄関に来て、私達の元へ行こうとするらしく、
いつもこの様なパニック状況の時は玄関でしてしまいます。
掃除も楽なので、良いのですが、<怖い>のが止まらないのか、吐いてしまい、ハッハッハッ・・・と全力で走った時の様に息づかいが粗く、私から離れません。

「大丈夫だから、大丈夫!」と行って撫でてやるのですが、<だって怖いもの。自然現象はどうなるかわからんもん>と言っているようです^^^。
「確かにねーー」。
我々よりも理屈ではなく本能で生きる部分が多い十兵衛の方が正しいかもしれない・・・とフと思いました。

4月30日に採った日本茜を昨日染めました。

昨日は茜採りに行った人が全員とそれ以外にも来られていて、にぎやかな「織教室」で先生は「せいぜい3人ほどで良いわ!」とため息です。
皆がそれぞれの事をします。
ショールを織るので染めた糸を持ってきて、相談しているwさん。、それから整経長や糸長を聞く。先生はものすごい、早口で教える、書くのが追いつかない。誰かが、「先生、早口になっている、そんな早く言うと分からん顔してはるよwさんが」。
もう一人はJさんは染めてはる。私は織ってます。もう一人は二階で整経。もう一人のTさんはかせぐりをしているみたい・・・はじめてきた人が「基礎織の筬通しとソウコウ通し」をしてはる。その方は31才。みなの子供位の歳なので、皆が優しい・・・事。可愛いものネッ。私もツイッ・・・

そんな賑やかな織教室・・・休憩をお昼に採り、3時に取るのですが、その日はお昼にとり2時に取りました
早いでしょう(笑)雑談の楽しい事。

綿を種から育てているTさんが、綿花を収穫して、それを糸に紡いでおられた。
かせにしてこれから染めて何かにするらしいです。彼女の家は色々なものを育てています。
御蚕さんもいた時があり、その話に花が咲きました。蚕さんは正式には最後は殺すらいいのですが、彼女はそれが出来ずに、蛾になって飛んでゆかしたそうです。「元気でなーー」と言って(笑)。彼女の家には一度行って見たい、カモミールも自然に出来るらしい、滋賀県の大きな自然の中で暮らしている彼女。農作業もするみたいでした。

一月ほど乾燥させた日本茜。
5人分の日本茜、綺麗にそれぞれの絹糸が色を吸い取っていきました。

日本茜、染め上がりました。_f0181394_16105340.jpg

絹糸と言えども、色んな絹糸があります。
さっと、日陰で干してから、家のなかで一月以上干します。
褪せてゆく色は、このときに褪せさせるのです。それが最後の変わらぬ色をとるために。
すごいーーー真理だわん。

私はショールにするつもりですが、4かせのうちのひとかせだけを染めた事になります。
後は渋い色にしたいなぁーー!

娘さんの振りそでする人も居られます。
どの様なそれぞれのかたちになってゆくんだろう?

by yukiwaa | 2012-05-29 16:14 | 織りものゆたゆた