大島織り、染め。体験の1日。

本物の、泥染めは足が抜けないぐらいの土の中に布を浸して絞り、空気中に晒して、この工程を気が遠くなるぐらいするらしいですが、今日は体験学習に「西陣織会館」で真似事をしてきました。

優しい感じの奄美のおじさんは私に「50回でいいから、広げて浸けて絞り空気中にだしてを繰り返して、、、その人それぞれの浸し方、絞り方、泥の扱い方で布目に入る色が変わる」と仰ってました。
手作りの究極。決して二つと同じものは出来ない。
泥は勿論、奄美大島から持ってこられていました。その泥でないと駄目らしい。
f0181394_21143755.jpg

このハンカチを泥に浸けて50回繰りかえすと・・・
f0181394_21153064.jpg

こんな色に。でも此処での泥は薄くて、本まものはこんなものではない・・と仰っていた。
横にいた西陣で染をされている旦那さん、生地の「端を絞って、絞ったところへ息を吹きかけ、その生地を広げて、染め具合を見るんだよ」・・・と教えて下さいました。

f0181394_21183958.jpg

大島の織り機です。ここでも織らせていただきました。
彼女、若いけれど(私よりは)厳しくて、怒られながらですが、真剣に教えてくれました。
この絹糸は、原糸に近い糸を30本余り、ふんわりと拠った糸だと説明。
だから大島は軽くて暖かいです。・・・なるほど・なるほど・なるほど。

「この機はこれ以上の進歩は必要なく、合理的なんです。と言う事はこの機が一番大島に適している機だという事です」・・・なるほど・なるほど・なるほど。

伸子・・は何であるのかと言うと、それは糸を染め上げて模様を作る時、この伸子の幅を基準に染めているので、この伸子の幅で織らないと模様が出てこないのです・・・なるほど・なるほど・なるほど。

あなた、見えてないんですか、柄が揃ってないでしょう、此処がづれているので、足を踏み変えて、手で押さえて移動させるのです・・・・・なるほど^^^でも細かすぎて見えない^^^怒られそうなので、頷く。なるほど。

f0181394_21303119.jpg

帯を織られていた。ジャガード織り機。150年前のモノだそうです。
f0181394_21312538.jpg

こんなに大きいのは家にはおけないですね。と私。
彼女、「そうですすか、我が家には機の部屋があってそこには置けますけれどね」
異空間的な会話・・・これも、なるほど・・としかいえない。
おばさんは金糸を入れる時、すばやくするので、見えない、竹の道具の先に引っ掛けてスワーと織り目に入れる。早業である。「これが拘りよ!」とおばさんは嬉しそう!!!

f0181394_21333083.jpg

有線ビロード線切り、これを使い布に彫を入れる。
1本づつ彫っていく、それをつないでこの様にする^^^らしい。
細かい仕事、横でおじさんが道具をやすりで研いでいた。・・・すごい!!
昔コートー生地にこの様なのがありました。遠い昔の記憶が蘇りました。

f0181394_2136375.jpg

鯨なのか、筬のサイズが分からないので訪ねたら、「cmでは80羽ぐらいかなぁ~~」と言われた。
結構、太い糸が通っているので驚いた。

仕事の途中なので慌てて帰りましたが、エレベータの前で「杼」を出されている方がいて、国選定保存技術「杼製作」保持者、長谷川純一さんのお店でした。
素晴らしく、杼の種類の多さにビックリ、<杼の栞>を貰い今度はお店へ行きます・・・と会話した。

一途な人たちの真摯な態度に気持ちよさを感じました。

さすがーー日本の技術はすごい!!
[PR]

by yukiwaa | 2012-02-09 21:43 | 織りものゆたゆた | Trackback | Comments(2)

トラックバックURL : http://yukiwaa.exblog.jp/tb/17177153
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by kaorise at 2012-02-11 23:14
大島紬大好きです。
1枚母から譲り受けた着物を持っていて、私の宝ものです。
まさに自然の世界から紡ぎだされた衣ですね。
Commented by yukiwaa at 2012-02-13 21:02
kaoriseさん!こんばんわ。
大島って1本、1本の糸に出来上がりの図柄を染めて図を作り、織る時に糸を組み合わせる事で出来あがります。
すごい、技術ですね。
上の有線ビロードも2,3、ミリの金糸に彫をいれて、後で何本も組み合わせて出来上がるの。
大島って、良いですよね。着物は年に1,2、度ぐらいは虫干ししてくださいね。管理が大切ですから、大変です。