雑念~~

すっかり、朝晩が涼しく、十兵衛も跳ねるように胸を突き上げて得意そうに歩きます。
朝の涼しさが嬉しくて、嬉しくて体全体で表現する十兵衛・・・これこそ「生きている」と感じられ、
見ている私達も何となく、ほくそ笑んでしまいます。

店をしていると時間が自由になりません、お金もそれほど自由にはなりません。
私の頭の中にある「金勘定」は主人が経理をしているので、毎日の売り上げで、どれだけ<大変>かが見るだけで分かるので、それを推し量りながらの「自由な金使い」に終始します。

でも、それが自営としては当たり前で、それを「不自由」と感じた事はなく、逆に主人が<やりくりで、如何しても出来ない時は、如何にか「お金の都合」がつけば良い・・と何時も、少しは私なりに「用意」するようにしています。
それが自営の、小さなお店のやりくりの<からくり>ですが、それに私は、<やりがい>も<女房としての役割>も感じます。

でも。私の歳になると、仕事を退職した友人や専業主婦で時間が自由な友人も数多く、今だ働いている人は、やはり、少なく働いていても「会社」だと自営よりは時間的に自由で、友人たちと「飲み会」などで会う時は、
何時も私には時間の規制があり・・・やはり「仕事第一」に考えるので、自由に参加できない時もありますが、
それを友人は「可愛そうで~~」と言う。

確かに京都からだと、地元に行くには時間的に往復3時間はきつくて、それがなければ仕事があろうがなかろうが、飛んでゆけるのですが、自由に遊んでも、しっかり仕事も出来るのですが、やはり「距離的なもの」は大きく、今回も行けませんでした。

でも「可哀想~~で」と言う言葉に少し引っかかりました。
行けないのが可哀想なのか?働いているのが可哀想なのか?

江戸時代の儒教者、貝原益軒も「常に安座すべからず」「家業をよく勤めるのが養生の術」ともいう言葉もあり、
いのち、即ち生命場のエネルギーが何らかの理由で低下したとき、これを回復すべくその場にもともと備わっている能力<自然治癒力>が、いつも安泰無事を専らとする生活をしていると自然治癒力の出番がなくなり、その分、鈍るのではないかという恐れがあるーーーーー病院院長の話(京都新聞より)

主人も、以前「何で働いているの?」という甥っ子の問いに「リハビリや!」と短く答えた事がります。
主人は「労働とは~~」と色々うん蓄を述べたいのが本意でしたが、彼には生き方の違いにより、理解できないだろと思い、急遽短く答えるに留まった事がある。

昨日も店番してると、何時も来る30過ぎ位のデニュッシュ好きな女の子がやってきました。何時も彼女が来ると少し、いやっ時間が許せば、話しこむときも、、、、彼女は既婚者で親と同居で、尚且つ働いている。親の麻省好きを、彼女にはもう一つ一緒に楽しめずにいる。
パンをみているだけで<幸せ>を感じるらしい、それに「オバサン(私の事)は楽しそうだし、オジサンもパン作り好きで楽しそう~見てるだけホッコリする」と言われました。
嬉しいですね。店してるとこんな事もあるのです。

私達夫婦はゼロから出会い、二人の希望で店をしました。外からの働きかけはゼロでふたりで話して、色々な「山や谷」を乗り越えてきました。
誰かにやらされた・・と言う事もなく自分の意思なのです。
それほど、自由で納得のゆく事はないでしょう~~
だからこそ、責任もあるのです。
私は今の自分の「場所」をそう感じて生きています。

そりゃ、贅沢言えば、もっと「お金」が欲しいし、自由な時間がほしい~~と人並みに希望はありますが、
息子が彼女が出来たと・・・「報告」してくれる。
口数の少ない下の息子が友人の話や、息子がお昼に食べに行った食堂のおばちゃんは「モノポールへくるか?」と気遣ってくれる数少ない「小さな幸せ感」を大きく感じている私です。

彼らにも自分の意思で仕事を選び、自分の意思で全てを判断して欲しい。
時には母のアドバイスも聞いて~~

私には「可哀想~」と言う言葉はあまり適さないと思うけどねっ。

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午前10時過ぎの河原町。息子は忙しいので、息子の知り合いの美容室へ、月曜日営業してるので助かる
パーマは此処でして、毛染めは息子にしてもろおうかなぁ~
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帰りに食べたランチ・・インド料理です。
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by yukiwaa | 2010-09-20 08:06 | 京都ぶらぶら | Comments(16)

Commented by saheizi-inokori at 2010-09-20 09:16
いつも羨ましく感じながら日常を拝見しています。
京都の魅力もさることながらご主人、息子さん、そして十兵衛との愛情あふれる生活、なによりもパンやさんという仕事に生きがいを持っていらっしゃるようにお見受けします。
今の日本でこれだけ全てが揃っている人はそう沢山はいないように思います。
皆さまのご健康をお祈りしています。
Commented by takoome at 2010-09-20 15:55
サワディ~カ~
十兵衛だけやのぉて、これこそ「生きている」と感じているyukiwaaさん、^^
いくら自立したって目の届くところに子供は居て欲しい。NZに行って更にそぉおもいます。
ネガティブ風邪に利く薬、はよ、見つけな・・・・・


Commented by kaorise at 2010-09-20 21:53

私だったら「可哀想〜」なんていわないです。
「いいねえ〜やりがいのある仕事があるって羨ましいよ〜!」です。

私、若い時は自立したくて、散々親に反発したんです。
帰るところはなし、と自分に言い聞かせてやってきました。
でも様々な経験をして、苦しいことにも出会って、齢をとってやっと
親のいう事に間違いはないんだなと、依存心なく、尊重の心をもって
理解できるようになりました。
でもこうなってしまうと親の答えと自分の答えは自然に一致しているんです。
やっとの事で親を理解できるようになった時点で、親が健在でいてくれている事に感謝してます。
Commented by toco-luglio at 2010-09-21 01:49
こんばんは
私はyukiwaaさんのこと、全然「可哀想で~」なんて思ったこと無いなあ…
うちは親戚に勤め人が少なくて、自営が多いからなのかな…むしろ、すごく親近感があるんです。亡くなった祖父母や伯父伯母たちもこうだったのだろうな~なんて思いながら、いつも見ているんですよ。
私は勤め人の娘として育ちましたが、祖父母を見ていたからか、あんまり違和感なく今の生活を楽しんでいます。
うちの父は引退していますが、何だか最近元気が無いねと、今日、妹と話していたところです。仕事をしている時の父はイキイキしていたのですが…結局男の人は仕事が生甲斐になっているのかもしれないですね。特に私の父は自分の仕事が大好きでしたから…
だから、うちの夫も、自分の好きな事を仕事にできたので、仕事をずっと続けたいと言っています。で、私はそういう夫と一緒に働く事が生甲斐でもあります。あはは~言っちゃった!!!
ところで、長男さん、やっぱり彼女できてたんですね…!!!
Commented by yukiwaa at 2010-09-21 05:34
佐平次さん!おはようございます。
パン屋に生き甲斐・・・考えたことはなかったけれど、歳ゆくと、如何しても「退職」の二文字が浮かぶ時、やはり何かしているのが人間には<自然のありさま>のように感じて、儲からない商売で、時間も拘束されますが、主人は仕事がないと駄目みたいで、、、半分付き合いです。
全ては揃っていませんね。半人前ばかりの家族ですから~~
Commented by yukiwaa at 2010-09-21 05:38
蛸さん!おはよう!
そうですネガテイブ風邪なんてやっつけて、あなたは本来バイタリテーのある人にお見受けしました。頑張れば出来る事も多くて、人脈もありで、カカヤスズと暮らすあなたは楽しそう!ですよ。
息子達ね~~ニュージーランドは遠いよね。若いしね二人とも、でもキットしっかりするよ。そのうち、抜かれるからね~~
Commented by yukiwaa at 2010-09-21 05:50
kaoriseさん!おはよう。
そうですね。「可哀想~」は陰では言いますが、あまり本人に向かって言わないね。彼女、アメリカでもう38年位暮らしているので、少し日本語のニュアンスを取り違えたのたのかぁ~~
細かい事を気にしてバカですね。
親への反発は依存心の裏返しの時も多いですね。
でも「自立したい」私も同じような事を考えていました。
京都の女性は「自立してる」のに、ビックリでした。
決して、表向き、社会にでて働いているとか事業をしてるとかではないのですが、家の中にあって「自立している」のです。私の姑や義姉たちはそれを私に見せてくれました。とっても勉強になり、負けてられない・・・と感じました。それに主人粘り強い!これも私にないところ、、、勉強です。幾つになぅても学ばんといかんね。
ご両親がご健在で羨ましいです。
私も今なら、出切る事が多くて、でも皆、逝ってしまい、時折写真に話しかけます。
Commented by yukiwaa at 2010-09-21 06:09
とこさん!おはよう。
うちの夫も、自分の好きな事を仕事にできたので、仕事をずっと続けたいと言っています。・・・・そうなんですよね。我が家の旦那も同じですが
パン屋は肉体的に続けられるのかが、難しくて、傍で手伝う私は「抜け出す事」がダンダンできなくなりそうです。一人抜けると、負担が多いですからね。
でも、自営で育ったせいか、あまり抵抗感がないですね。やはり違うんでしょうね。祝日が休めるのが不思議なんだから~そのくせ、退職を外からの<力>で言われるなんて、、、私なら「言われたくないわ」と言いそうです。(笑)
男は仕事大事ですね。
息子も仕事第一にしてるので、彼女の話は如何なることか??
OLさんで結構地味な感じの人でした。紹介はしてもらってないのですが、4月に車を借りにきた時に、チラッと見たのです。
紹介は「はっきり決心してから」と常日頃言っているので、まだ敷居はまたがせませんが(笑)足元を固めてほしい、<味方>を両親以外にもつくってほしいと・・・と思っていますが、なかなか~~どうなることでしょうか?不透明です。
Commented by Candy at 2010-09-21 10:11 x
おはようございます。

生きがいを感じられる仕事が持てるのは人生の至福ではないでしょうか。 今の時代、どんな職種の人も、勤め人でも自営業でも楽なところはないように思います。 金銭的に苦しいことよりも、生きがいが見いだせない、本当に今のままでいいのか思い悩むほうが苦しいように思います。

夫も私も勤め人で、夫はそろそろ定年退職の風がどこからともなく吹いて来る年に近づき、第二の人生をいかに生きるか模索しているようです。 私も・・・60歳になるまで働くか、夫と一緒に潔く退職して二人で新天地を見つけるべきか・・・思案中です。

「人間死ぬまで現役」という言葉、本当にそうですね。
私の実家は自営で、祖父は78歳になったときに「そろそろ引退して好きなことをしたい・・」と言い、引退したらすぐさまボケてしまい、家族の世話になることになりました。 あのまま引退せず、家業に勤しんでいた方が祖父にとっては本当は幸せだったのでは・・と20年経った今でも思います。

どうかご夫婦がいつまでもお元気でモノポールが続けられますように。
Commented by yukiwaa at 2010-09-22 23:32
candyさん!こんばんわ。
生き甲斐を感じられる仕事・・・そんな大層な仕事ではないですよ!
働かないと、食べてゆけない・・・基本ですね。だからmonopoleがあり、又それが生活の一部になっています。
そうですか、考えるときがきたのですね。やはり今の社会は不安ですから自分が働いている事が一番確かだと主人はよく言うのです。
政治的にも、社会は、年金にマルッポ頼らずなるべく働いてほしい~~という姿勢ですね。
我々、団塊世代が年金だけで生きていては窮屈な生活になるでしょうね。少ないよ!年金。
企業が「企業年金」あるところは違うんだろうけれどねっ。
Commented by トランプ at 2010-09-23 13:20 x
自分で決めて自分で歩く!
それ以上の幸せはありません、、よ。
それが二人三脚ならもっと素敵なのでは?
、、そして、その道をずっと歩き続けて来られた、、そのことに感謝!
Commented by yukiwaa at 2010-09-24 20:03
トランプさ~~ん!こんばんわ。
イタリアからのお便りですか?感激!!
そうです、今まで多くの人に助けられてきました。
これからももう、もう少し、頑張らせてほしいのですが、暑さで暇だと思っていましたが、ひょっとして2番底の不景気到来?かと思うほど、悪いですが、できるだけのんびりと~~頑張ります。
元気が出ました。トランプさんのコメントで。
ありがとうございま~~す。
Commented by kaorise at 2010-09-25 19:23
可哀想が英語のsorry だとニュアンスが日本語と違うから、英語のsorryとして使ったのなら、全然変じゃないです。
sorryは「それは大変ね、お察します」くらいな感じなので、、

家の中で自立している女性に私も東京で出会いました。
もう高齢で亡くなりましたが、、
朝暗いうちから起きて畑仕事して家事をこなし、何もかも手作り、
ご近所の世話役で、嫌みを他人には絶対言わない人でした。
外で仕事をやるとか主婦になるとか、関係なく自分が選んだ立場に於いて
苦労や手間を厭わず自立しているかどうかだ、と彼女に教えてもらいました。
私も学びの毎日です。
Commented by mack31452000 at 2010-09-27 11:21
■日々何もせんでいい自由さは人間には毒だすな。
退職し半年近く自由人してますたが、目標のない人生はカスだす。だから今は自分を必要としている環境を無理やり設定しますた、たぶん人は自分一人でなんか生きれまへん、出来るのは坊主くらいなもんだす、それとて人々に説教できなくなれば孤独死しまするもん。 僅かながらも人様の役にたっている、それだから人間は生きていける訳でありまするなー。拘束のない自由はないだす、ずーっと何もせんで享楽に走る人間は早死にするわいな、生きててもしょうもない人生やからアハハ。
よかったねー目標も拘束もある今の生きざま!頑張って人生を謳歌しんさいやードスコイドスコイだす。
Commented by yukiwaa at 2010-09-27 11:45
kaoriseさん!もうすぐお昼だけど、、おはよう!
そうかもしれないですね、もう、気にしてないです。ショウモないことが気になり、すぐに忘れる・・大阪人ですなぁ~

そうですね。昔の日本の女性からは見習うべきモノが多いです。
我が家の場合は本家は「家長制」が色濃く残っていて、義姉は後を継いだ長男の嫁なので、それはそれは私達とは違い、親戚付き合いから~兄弟を纏める事から、大変な役回りでした。それに自営、嫁に来たときから家業を手伝うのは当たり前の世代です。真似できませんがすごいです!。そんな女性が今日の日本を支えてきたと言っても過言ではないでしょうね。
Commented by yukiwaa at 2010-09-27 11:50
まっくさん!おはよう!
粉もん好きです。京都の粉もんは大阪ほど人情がない~~。

関東と違い関西は景気悪いですが、頑張れるだけしがみつこうかと、、、でも体力が持つか心配です。
まっくさん!優雅は優雅でも退職したら、<だから今は自分を必要としている環境を無理やり設定しますた、たぶん人は自分一人でなんか生きれまへん>さすが!納得です。