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ひきこもり70万人・・・

ひきこもりの若者が(15歳~39歳まで)が70万人。
予備軍が155万人。

・・・・胸が痛い数字ですね。

仕事をしながら、主人とこの事で話しました。
私が近視眼的に物事を見るとしたら、主人はとても、客観的に物事を見ます。
彼の考えは時々、「なるほど・・」と思わされるので、話を聞くのが結構面白いのです。

「ひきこもり、ひきこもり・・と大きく取り上げるが、昔からあった事で今は病気の様にいいすぎや。」と彼。
「でも、何でこんな状態になるんやろう?」と私。

「当たり前やんか、なるべくしてなってる。小学生の頃は遊ばせばいいんや、塾だの、習い事だの、、、親の欲求で子供を育てている。子供の欲求の通り育てればいいんや、親の欲求ばかりや」と。

「でも、親として教える事あるし、それだけでなんで<ひきこもり>になるの?」と私。

「親の欲求を充分にこなせなくて、子供が自信をなくしている。だから外に出れない」と彼。

「勿論、単なる怠け者。親の甘やかしが原因の場合もあるだろうけれど、多種多様。」と彼。

「何が原因なの?社会なの?学校なの?家庭なの?」と畳みかけて聞く私に、
「原因は一つではない。それぞれのケースで違うだろうけれど、子供が自信をなくしているのが大きい気がする」と彼。

「如何すれば良いの?」と対処法を聞く。
ほっとく以外ない。でも30過ぎて働かずに食べていけるのが不思議やなぁ」と彼。
「親が面倒見てるんやろうね」と私。

店のやりくりで頭がいっぱいの時、私は息子達に一番に願った事は「自分で食べて言ってほしい。自立して欲しい」その一点だけでした。
そんな状況でしたから、学費も考えました。簡単には出せませんでした。本人の<本気度>を何時も見てました。
その様な状況では、家で無職でいるのは針のムシロ状態です。だから彼らは知らぬ間に<仕事をせんと生きてゆけん>・・と言う事を肌で勉強したと思うのです。

少しずつ、少しずつ、子供に対する親の対し方を変えれば、、、良いのでは・・と思うのですが。親が変わらないと彼らは本当の自分を見つけられないのでは思うのです。

それは今まで積み上げている親子の関係があるので大変だと思いますが、いままで子供に押し付けていた(親は子供の為と思いした事)<親の欲求>があるなら、それを子供が聞き分けて真面目に生きてきた年数・・・例えば小学生から塾へ行かせ、中学生時代もその様にしたならば、4年+3年=7年は子供が生きなおさないといけない期間では?と思うのです。その間を親はジート見守る以外ないのです。

もっと長ければ、もっと長く年数はかかるかもしれませんが。彼らが自由に生きて多くのモノを楽しみ吸収する時期に彼らは十分にそれらが出来ずに、狭い世界で頑張り続け、疲れて、、自信をなくしているのではないでしょうか?

親は子供の為、何時か大きくなると分かるだろうと・・思いした事が、逆効果に出ている。
子供はそれらを消化できないでいたのではないでしょうか?勿論消化して素直に大きくなり、親のしてくれた事、全てが「栄養」になる子もいるのですが、多種多様なんですね。子供の個性で違ってくる。

一番身近に、彼らに対処出来るのは「両親」でしょうね。

ためらわず、覚悟を決めて方針を決める時でしょう。
親は元気でそれらを続けねばなりません。親も自分自身との戦いになることでしょう。

そんな時期は誰もが通るのです。彼らは、何かを訴えているのではないでしょすか?

一人でも多くの若者が、働いてお金を稼ぎ、自分の好きなものを誰の目も気にせず、
買う事の自由を感じて欲しい。

以上は母親としての私の狭い<見識>の一つです。
間違っているかもしません。お気を悪くされた方がいたら、ごめんなさい。

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土曜の丑から3日3晩干します。干せば美味しい梅干しが出来る・・・何故でしょう?

by yukiwaa | 2010-07-26 10:02 | 生きものいきいき